銘柄選びのポイントとして、必ずしも外部成長がさかんな銘柄が良いとは限りませんので
注意が必要です。なぜなら外部成長がときとともに進むにつれて資産運用会社の報酬が
必然的に上昇することになるからです。反対は中々起こりにくいです。
また、実際に資産運用会社が受け取る報酬は、投資法人の収益から比例するものと資産
残高に比例するものと2種類ございます。
こうしたことからも、資産運用会社にとってみれば、多少なりとも高値にある状態でも外部
成長が活発化している物の方が報酬が増えるので資産運用会社にとってはよいわけです。
またファンドその物の収益も増えこととなるのですが、むやみやたらと不動産を取得する
のは、投資家の損失につながる行為です。といいますのも不動産は株式と違い、流動性
が低く、証券取引所のような存在がないので、すぐに売却することができません。
ですので、不動産取得後に物件不動産としての価値は全てにおいて低下することとなり、
損失覚悟でないと売却できなくなります。また、収益の100%を投資家に分配している
REITにおきましては、損失はそのまま投資家の分配金が減ることとなります。
ですので、むやみやたらに物件の取得を行なっているのは投資家に与える影響が必ず
しも良いことではないということを知っておく必要があります。いくら不況により物件が
大幅に値下りしているからといって買いまくっているところは要注意です。
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