REITに投資するにあたって分配金の利回りは、重要な指標の一つです。分配金の利回りの
求め方ですが、一口当予想分配金を2倍したものを株価で割ることで求められます。
一口当予想分配金 × ２ ÷ 株価 ＝ 分配金利回り
投資家によっては利回りの高さを基準に銘柄を選ぶ方もいます。また分配金だけを目的に
投資する場合は、分配金の利回りだけをみて投資するのも良いかもしれません。
しかし、分配金の利回りが高水準にある＝良い銘柄というわけではありません。この点を
考慮したうえで、なぜ分配金の利回りが高いのか理由を調べて投資する必要があります。
例えば、物件を取得するにあたって銀行融資を最大限に利用することでレバレッジを高める
と元でが少なくても収益が大きいので必然的に利回りが高くなってしまいます。
また、今現在のように景気が急速に悪化すると、銀行融資が規制されるので、事業を継続さ
せるために、所有している物件を売却したことで利益がでると、分配金は高くなります。
前者の場合は今現在のように景気が悪化しているために、金利が上昇するリスクが極めて
低い時には良いのですが、金利が上昇すると負担が増えるので、リスクが高まります。
一方、後者に関しては必ず理由を調べる必要があります。というのも資金調達のためであれ
ば、継続して分配金を得ることはできません。一時的に分配金が高くても長期的に投資する
のであれば、良い結果を期待することはできませんので注意が必要です。
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