REITは、その性質上、複合型投資形態であるので、多くの投資家から投資資金を集
めることによって複数の不動産資産を取得して実際に運用します。
そして、一度購入したからといって、不動産をそのまま保有し続けるということはあり
ません。市場の状況を鋭く分析した上で絶えず
不動産投資を入れ替え、いろいろな
成長性を持つ不動産投資のポートフォリオを組みます。
一方、そのニーズに対する最適性を求めます。また、REITの仕組みとしては、個々
の資産が大きく成長するよりもREIT会社全体の成長性が求められています。また、
実際に規模の大きさによって恩恵を得ることができるのです。
例えば、もし、一社で1000億円の賃貸居住資産を運用するREITがあると仮定した
場合、これくらいの資産規模を誇るREITの場合はあらゆる層の顧客データを持って
いるので、即座にマーケティング戦略、テナント戦略を仕掛けることができます。
また、上述した物件以下のREITと比較した場合は、得られる恩恵は当然、その規模
に応じて少なくなります。だからといって多くの資産を保有しているREITに投資すれ
ば良いのかといえば残念ながらそういうわけにもいきません。
運用資金が豊富でも収益性が低い物件を沢山保有していたらいつまでたっても投資
効果を高めることはできません。逆に運営が苦しくなるのは目に見えています。
ですので、過去の事例などからしっかりと収益を確保できているかしっかりと見極める
必要がありますので、目論見書など入手できる情報から調べる必要があります。
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