これまでREITは分配金の利回りが高いことから長期で投資することが基本とされていました。
このため、株など他の金融商品と比較して比較的リスクが低いと信じられていました。
2007年くらいまでは一方的に上り調子にあったことから株価が大きく変動することが少なく、
その後に起きた世界的な金融危機が来るまで安全神話が続いていました。
リーマンショック以降、REIT銘柄の大半が基準価額が大きく目減りすることとなりました。
これまで日銀による資金投入が何度か行われたことにより、何とか体勢を保ってはいますが、
今後さらに金融危機が高まることで、REIT指数が大きく下落する可能性が高いです。
ですので、REITへの投資がこれまで以上に難しくなるかもしれません。
「基準価額がこのラインまで下がったら必ず撤退する」といった売買ルールをより厳しく設定
する必要があります。ズルズル保有することで塩漬けを余儀なくされるかもしれません。
デフレ期に投資で利益をあげるのは本当に難しいことです。損した分を取り返すと思っても
現実は厳しいです。乱高下する場面では適切な投資判断を下すのが困難です。
ですので、売買ルールが需要になります。一見たいした効果が得られるようには思えない
かもしれませんが、将来的には投資効果は大きく異なります。
もし、売買ルールがない状態でREITへ投資すると、基準価額が下がって元本割れしても、
自分の下した投資判断の誤りを認めることが出来ずに、その後も保有し続けます。
しっかり自らをコントロールするために、しっかりと売買ルールをたてる必要があります。
PR