【REITで資産運用する不動産投資入門】
先月、大阪証券取引所は、現行の株券オプションに関する上場
制度を見直すこととなりました。
これにより、
REITもオプション取引の対象となります。
今後についてですが、来年の5月にの、J-REITを中心に数十
銘柄を上場させることが現時点できまっております。
また、今現在、個別株のオプション取引に関しましては、東京
証券取引所と大阪証券取引所の1部上場銘柄が対象です。
しかし、今後、大阪証券取引所では市場の国際競争力を向上
させることを念頭に拡大する意向で進めておりまして、J-REIT
やETF(上場投資信)も取引できるようになります。
ちなみにオプション取引とは、一定の証券を一定の期日に特定
の価格で買い受けるか、もしくは、売りつけるオプション(権利)
を市場にて取り引きされます。
こうすることによって、証券の値上がりおよび値下がりリスクを
ヘッジすることができます。
また、今回、オプション取引の対象がJ-REITまで広がったこと
を期に、国内初となる不動産デリバティブ取引市場の誕生です。
今年に入って国土交通省より不動産デリバティブ研究会報告書
が公表されることとなりました。
その中で、不動産のリスク資産化に伴って不動産リスクのヘッジ
手法が高度化することに対する要望が高まっておりました。
これにより不動産デリバティブ誕生に向けて検討されました。
デリバティブに強い大阪証券取引所によって不動産デリバティブ
の人気化にともない、これまで大きく低迷しているREIT市場の、
活性化を期待したいところです。
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