REITは、Real Estate Investment Trust略称で、日本では
Japanの頭文字をとってJ-REITとよばれております。
または、単純に
不動産ファンド、
不動産投資信託とも呼ばれ
ているのですが、基本的には同じです。
米国でのREITの歴史は古く、1960年代に誕生しております。
REITは不動産投資信託を英語で表したものでなので、投資
信託の仲間であることがお分かりいただけると思います。
そして、具体的には不動産に投資している投資信託なので
すが、REITの仕組みとしてはファンドが投資家から集めた
資金で不動産投資を行うわけです。
そして、投資して得た収益を投資家に分配金として支給する
のがREITの仕組みとなっております。
REITは数ある金融商品の中でも、分配金(配当金)が高いこ
とで有名で、要因としては、収益の9割前後を投資家に分配
する姿勢をとっていることがあげられています。
またREITは、不動産を中心に投資しているので、他の投資
信託、例えば、株式や、債券を中心に投資している株式投
信や、公社債投資信託と異なっています。
そして、REITは、東京証券取引所に上場しているということ
も他の投資信託とは一線を画しております。
上場していることによって、各証券会社で株式投資をする
感覚で売買することができますので、株価の推移をリアル
タイムで知ることができるのです。
J-REIT東京証券取引所に上場しているJリート銘柄の株価
に上場株口数をウェートした指数です。
2001年3月3日の終値から算出された「基準時価総額」に
対する比較時点の時価総額の比率を表します。
今現在東証から一分単位で開示されております。
昨年の中ごろまでは着実に成長していたREIT市場ですが、
ご存知の通り、今現在はサブプライム問題の影響で大きく
低迷した状態が続いております。
しかし、基準価額が大幅に下落したことによって、分配金が
過去最高の水準に到達しております。
ですので、金融市場の信用伸縮不安が沈静化すれば、こう
したREIT市場の分配金の高さが見直されると思います。
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