REITで資産運用する不動産投資入門

世界的な金融危機により、依然として世界的な規模にある欧米の金融機関が大幅な
損失を計上し続けています。こうした影響から日本の大手金融機関もこれまで以上
に融資に対する規制を引き締めているため、不動産市場は大きく低迷しています。



これまで地価上昇を見込んで、レバレッジ（金融機関から借り入れて購入した物件を
担保にして、さらに違う物件を銀行融資をうけて購入）を極端にかけて物件を取得して
きた不動産業者は追加融資が受けられずに破綻するケースが昨年から増えてます。



こうした影響からREIT市場でも破綻するREITがでてきたわけですが、リート市場に
上場していない不動産ファンドも破綻するケースが増えています。こうしたことから
REITなどの不動産ファンドへ投資を危険視する声がたかまっています。



しかし、中には不安だけを煽ることを目的にREITについてよく調べもせずに記事にし
ているメディアも少なくありません。基本的にREITへ投資する場合は株式投資のよう
に倒産リスクがありません。これにはしっかりとした仕組みが存在します。



リートがもし仮に破綻しても投資家の資金は別に受託銀行で保管しなければならない
ので万一倒産してもその時点で投資家に払い戻されることになります。



株の場合は破綻してしまうと文字通り紙くずになってしまいますが、こうした点からも
REITは株式よりもリスクの低い金融商品と捉えることだできます。